セーリングに再チャレンジしようと思ったキッカケ!

今から30余年前、20代後半ごろヤマハ21に乗っていた。50歳半ば過ぎて、ある日、木造艇建造を業とする佐野末四郎(さのすえしろう)さんとその仕事を紹介しているHPを見、それ以来人生最後にもう一度クルーザーヨットに乗ってみたいと思うようになる。しかし、買えるはずもなく自分で10年かけて自作しようかなと思ってたやさきのことだった。

 佐野末四郎さんは江戸時代から八代続く佐野造船所の生まれ。13歳から今日まで一貫して木造艇を造り続け、米国Wooden Boat誌から驚きを以て"SANOMAGIC"の称号を与えられるほど高度な、独自の造船技術を築き上げてきました。複合材製ヨットが全盛の今でも、木造艇を作り続けている。

 このHPに出てくる様なすごいものはできないだろうが、なんかやりたい気持ちが湧いてきた。で、具体的にどこから始めようか模索していた頃、”クルーザーヨットを譲渡します”って話が入ってきた。こんなタイミングよくうまい話が入ってくる訳がない、これは何かの罠か??

 で、見に行くと数年間、海に浮いたままだったとのことで煤け薄汚れたYAMAHA30(30数年前世界にその名をとどろかせた名艇強風のスカンピ)が目の前にあった。

 老朽化しているので私が最後で最終処分まですることが譲渡の条件です。当然のこと早速、OKした訳です。

 能登は世界農業遺産に登録され珠洲にも里山里海自然学校が開校されておりますが、里山に関しては、いろいろ薦められておりますが三方が海に囲まれた珠洲なのに里海がなかなかすすんでないように思われます。

 機会あるごとに子供参加の家族ぐるみで、せっかくの珠洲での海上セーリング体験をしてもらい先人たちがこの地に根付き、息づいてきたこの地、この海に関心興味を抱いてもらう手助けとなることができたらと思っております。